ジブリ映画の中でも圧倒的なスケールで描かれた『もののけ姫』は、森や川など日本の自然を舞台にしています。実はその多くが、屋久島や白神山地などの実在する自然からインスピレーションを受けているのをご存知でしょうか?
この記事では、ファン必見の聖地スポットを巡るための情報やアクセス方法、旅の楽しみ方をまとめました。自然の息吹を感じながら、サンやアシタカが生きた世界を体験してみましょう。
もののけ姫の聖地巡礼スポット一覧
『もののけ姫』の舞台には、日本各地の自然や歴史的な場所がモデルになったといわれています。
ここでは、ファンなら一度は訪れてみたい聖地巡礼スポットを簡単にご紹介します。
- 屋久島(鹿児島県):白谷雲水峡の苔むす森は、「シシ神の森」のモデルといわれる幻想的な場所。
- 白神山地(青森県・秋田県):世界遺産に登録されたブナ林は、アシタカやサンが駆け抜ける森を思わせます。
- 菅谷たたら山内(島根県):作中に登場する「たたら場」のモデルとされ、宮崎駿監督や美術スタッフが実際に取材に訪れた地。
- 三峯神社(埼玉県):狼(オイヌサマ)を祀る神社で、「モロの君」のモデルの一つともいわれています。霧に包まれる奥宮の雰囲気はまさに映画の世界そのもの。
屋久島(鹿児島県)―『もののけ姫』の森の舞台
世界自然遺産に登録されている 屋久島 は、九州南部に位置する自然の宝庫です。年間を通じて多雨に恵まれ、島全体が深い森と清流に覆われています。なかでも人気なのが 白谷雲水峡の苔むす森。緑の絨毯のように苔が広がる幻想的な風景は、スタジオジブリ映画『もののけ姫』に登場する「シシ神の森」のモデルとなった場所として知られています。

白神山地(青森県・秋田県)―『もののけ姫』を思わせるブナの森
青森県と秋田県にまたがる 白神山地 は、世界自然遺産にも登録されている広大なブナの原生林で知られています。手つかずの自然が残るその森は、『もののけ姫』に登場する森のイメージと重なり、アシタカやサンが駆け抜ける姿を思い起こさせます。
映画の舞台そのもののように広がる深い森を歩けば、木霊(こだま)がひょっこり現れそうな静けさと神秘的な雰囲気に包まれます。特に人気のスポットが、鮮やかなコバルトブルーに輝く 青池 をはじめとした「十二湖」。その幻想的な色彩は、自然が描き出すアートとして訪れる人を魅了します。
白神山地には初心者でも楽しめるハイキングコースや、地元ガイドによるツアーも充実しています。ジブリの世界を実際に体感できると同時に、自然遺産としての価値を学ぶことができるのも魅力のひとつ。まさに『もののけ姫』の聖地巡礼にふさわしいスポットです。
菅谷たたら山内(島根県)―『もののけ姫』の「たたら場」モデル
島根県雲南市にある 菅谷たたら山内 は、『もののけ姫』に登場する「たたら場」のモデルとされる場所です。宮崎駿監督や美術スタッフが実際に取材に訪れたことで知られており、作品世界を語るうえで欠かせないスポットです。
この地に残る 高殿(たかどの) は、日本で唯一現存するたたら製鉄の施設で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。映画で女性たちが足踏みふいごを操るシーンは、この場所の実際の製鉄風景から着想を得たといわれています。
また、周囲には「金屋子神」が降臨したと伝わるご神木や、当時の生活を伝える資料館もあり、たたら製鉄にまつわる文化と歴史を深く学ぶことができます。ジブリファンにとってはもちろん、日本の伝統技術や産業史を感じられる貴重な聖地巡礼スポットです。

山峰神社(埼玉県)―「モロの君」を思わせるオイヌサマ
埼玉県秩父市の深い山中に鎮座する 三峯神社 は、狼(オオカミ)を「オイヌサマ」として祀る、関東屈指の神社です。境内には狛犬の代わりに狼像が並び、霧に包まれる幻想的な空気と相まって、神秘的な雰囲気を漂わせています。
『もののけ姫』に登場する白い犬神「モロの君」のモデルのひとつといわれており、訪れると映画の世界観と重なる瞬間に出会えます。特に奥宮へと続く参道は静寂に包まれ、まさにモロが棲む山を歩いているかのような感覚を味わえます。
三峯神社は、珍しい 三ツ鳥居 や、強力な「気」が宿るとされるパワースポットとしても人気があります。ジブリファンにとっては『もののけ姫』の世界を感じられるだけでなく、自然と信仰が織りなす日本文化に触れることができる特別な巡礼地です。
まとめ
スタジオジブリ映画『もののけ姫』は、日本の豊かな自然や歴史文化を背景に描かれた壮大な作品です。屋久島の苔むす森や白神山地のブナ林、菅谷たたら山内の製鉄場、そして三峯神社のオイヌサマ信仰――これらの場所を巡ることで、映画の舞台となった世界を実際に体感することができます。
ぜひ、屋久島や白神山地などのジブリ聖地を訪れ、『もののけ姫』の世界観に触れる旅に出かけてみてください。
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