【2025年度版】富士山登山完全ガイド|ルート比較・装備・山小屋情報

山登り

富士山登山の基本情報

日本の象徴ともいえる富士山は、標高3,776mを誇る日本最高峰の山です。毎年世界中から多くの登山者が訪れ、初めての登山先としても人気があります。
登山シーズンは例年7月上旬〜9月上旬で、この期間は全ての登山道と山小屋が営業します。

気温と気候

  • 夏でも山頂は0〜5℃ほどと寒く、風も強い日が多いです。
  • 天候が急変しやすく、晴れていても数時間でガスや雨に変わることがあります。
  • 雷雨の発生率が高い午後は避け、早朝〜午前中の行動がおすすめです。

アクセス

  • 吉田ルート(山梨県側):新宿から高速バスで富士スバルライン五合目へ(約2時間半)
  • 須走ルート(静岡県側):御殿場駅からバスで須走口五合目(約1時間半)
  • 御殿場ルート:御殿場駅からバスで登山口(約1時間)
  • 富士宮ルート:新富士駅からバスで富士宮口五合目(約2時間)

富士山登山|4つのルート比較

吉田ルート(山梨県)

  • 特徴:山小屋数が多く初心者に人気
  • 時間:登り6〜7時間/下り4時間
  • おすすめ:ご来光登山、八合目の景色
  • 注意:シーズン中は混雑が激しい

須走ルート(静岡県)

  • 特徴:森林帯から砂走りまで景色多彩
  • 時間:登り7〜8時間/下り3時間半
  • おすすめ:下山時の砂走り
  • 注意:山小屋が少なく計画必須

御殿場ルート(静岡県)

  • 特徴:最も長いルート、混雑少なめ
  • 時間:登り8〜10時間/下り5時間
  • おすすめ:静かな登山、広大な景色
  • 注意:初心者には不向き

富士宮ルート(静岡県)

  • 特徴:最短ルートで日帰り可能
  • 時間:登り5〜6時間/下り3時間半
  • おすすめ:ご来光スポットへの近さ
  • 注意:急登が多く体力消耗

一覧表

ルート名出発点(五合目)所在地特徴所要時間(登り/下り)難易度混雑度景観・魅力
吉田ルート富士スバルライン五合目山梨県山小屋が多く初心者向け約6〜8時間 / 3〜4時間★★☆☆☆★★★★★ご来光が見やすく人気
須走ルート須走口五合目静岡県(東)森林地帯→砂地→山頂の変化◎約6〜8時間 / 3〜4時間★★★☆☆★★☆☆☆下山は「砂走り」で爽快感◎
富士宮ルート富士宮口五合目静岡県(南)山頂まで最短・傾斜きつめ約5〜7時間 / 2〜3時間★★★★☆★★★☆☆高低差あり中・上級者向け
御殿場ルート御殿場口新五合目静岡県(東)距離が最長・静か・健脚者向け約7〜10時間 / 3〜5時間★★★★★★☆☆☆☆登山者が少なく静か

必要装備と服装

富士山登山は標高差・天候・寒暖差が厳しいため、装備はしっかり整える必要があります。

必須アイテム

  • 登山靴(防水・ハイカット)
  • レインウェア(上下セパレート)
  • ヘッドライト(予備電池付き)
  • 防寒着(フリースやダウン)
  • グローブ・帽子
  • 飲料水(2L目安)
  • 行動食(エネルギー補給用)

季節別服装

  • 7月上旬〜中旬:防寒着必須、山頂は氷点下近く
  • 7月下旬〜8月中旬:昼間は暖かいが夜間は5℃以下、防寒着は必須
  • 8月下旬〜9月上旬:気温低下、強風多め、より厚めの防寒対策

高山病対策

標高が高い富士山では、高山病のリスクがあります。

  • 前泊:五合目や麓で1泊して体を慣らす
  • 歩行ペース:ゆっくり登る(1時間に標高300m以内)
  • 水分補給:こまめに少しずつ
  • 呼吸法:深くゆっくり呼吸を意識

登山後のお楽しみ

温泉

  • 富士山温泉(山梨県):露天風呂から富士山を望む絶景
  • 御殿場温泉会館(静岡県):登山口からアクセス良好

グルメ

  • 富士宮やきそば(富士宮市)
  • 吉田うどん(富士吉田市)

まとめ

富士山登山は、日本を代表する体験のひとつです。ルート選び、装備、計画をしっかり行えば、初心者でも挑戦できます。
この記事を参考に、自分に合ったルートと準備を整えて、最高の登山体験を楽しんでください。

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