今回は、ジブリ映画の中でも最初の最も有名なジブリ映画の一つ「風の谷のナウシカ」についての都市伝説を紹介します。
風の谷のナウシカは宮崎駿監督手がけた最初のジブリ映画ですが、実は映画にする予定ではなかったものだともされています。
では早速みていきましょう。
ナウシカのモデル
ナウシカア王女
まずは、「風の谷のナウシカ」の主人公、ナウシカのモデルとなった人についてです。
これはいくつか説がありますが、一番有力とされているのは、「ナウシカア王女」です。
そう、名前がほとんど一緒なのです。
この「ナウシカア王女」とは、古代ギリシア神話「オデュッセイア」に登場するケリア島の王女のことです。
この古代ギリシア神話の中でのナウシカアですが、どうやらジブリ映画の中でのナウシカととてもよく似ているようです。
彼女は王女という、高貴な存在でしたが、彼女に支えている侍女たちと一緒に洗濯や手芸などの仕事をしたり、彼らとまりなげや歌を歌ったりと、非常に親しみ深い王女であったそうです。
また、ナウシカ同様、勇気と判断力も持ち合わせた知的な女性でもあったそうです。
このような、いろいろな共通点が見られるナウシカとナウシカアですが、どうやら実際に宮崎駿監督もこのことを認めており、ナウシカアはナウシカのモデルとなったようです。
蟲めづる姫君
また、実はもう一人「風の谷のナウシカ」の主人公「ナウシカ」のモデルとなった人はいるのではないかと言われています。
それは平安時代の物語集である「堤中納言物語」の中に登場する「蟲めづる姫君」とのことです。
彼女は名前からも分かるように蟲が好きだったのです。
また、蟲の中でも「毛虫」が好きだったようです。
映画「風の谷のナウシカ」を見た人なら分かると思いますが、ナウシカは蟲が好きです。
また、王蟲の姿ですが毛虫に少し似ているとおもいませんか?
真偽は定かではありませんが、この「蟲めずる姫君」にも「ナウシカ」との共通点を多く見つけることができ、ナウシカのモデルとされたのではないでしょうか。
ナウシカの胸のデカさには理由がある
次に紹介するのが、ナウシカの胸に関する都市伝説です。
実は「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカは胸がでかいのです。
といってもなんの話だと思う人が大半でしょう。
しかしこれは列記とした事実であり、その理由としては、仲間や村の人、お婆ちゃんたちが死んでしまったときに安心して死ねるように、抱き止めてあげられるような胸でないといけない。との意味が込められているようです。
巨神兵とエヴァンゲリオン
次に紹介するのは映画「風の谷のナウシカ」でも圧倒的存在感を出していた巨神兵についての都市伝説です。
そもそも、映画を見ただけでは巨神兵って結局何?ってい人もいるのではないでしょうか。
巨神兵とは、ナウシカ達が生きている1000年前、「火の7日間」と呼ばれる星を滅亡の危機に追いやった戦争の際に使われた最終兵器です。
そもそもこの「火の7日間」と呼ばれる戦争は星を一度リセットするためのもので、その最初の段階として滅亡させる際に巨神兵が使われました。
では本題に入りますが、この巨神兵が映画「エヴァンゲリオン」に出てくるエヴァに似ているといった声が当時上がっていました。
そう、それもそのはず、実はこの巨神兵をデザインしたのは映画「エヴァンゲリオン」のデザインを担当した庵野秀明さんなのです。
日本を代表するような映画の2つに繋がりがあったと思うと面白いですよね。
水俣病との関係
次に紹介するのが、日本の4大公害病の一つ「水俣病」と「風の谷のナウシカ」との関係性についての都市伝説です。
一見なんの関係もなさそうな二つですが、実は宮崎駿監督は水俣病からも影響を受けて、この風の谷のナウシカという物語を作っているのです。
水俣病は1956年に公式に発表された水俣湾の水銀汚染のニュースによって知られることになりますが、宮崎駿監督もそのニュースを聞き驚いたようです。
水俣湾は水銀により汚染されてしまい、生物が住むこともできず、漁も無くなってしまいました。
しかし、数年後には魚の群れがやってきて海が再生したのです。
宮崎駿監督はこの自然の適応する力や再生する力に感動し、「風の谷のナウシカ」では生き物のたくましさや健気さを描いたそうです。
スタジオジブリの作品だがスタジオジブリ作品ではない
次に紹介するのが、映画「風の谷のナウシカ」はスタジオジブリの作品ではないことについてです。
これは、都市伝説というより事実です。
実はスタジオジブリが創設されたのは1985年、映画「天空の城ラピュタ」の制作とともに設立されました。
「風の谷のナウシカ」が公開されたのは1984年であり、スタジオジブリが設立する1年前になります。
では、「風の谷のナウシカ」はどこの会社が制作したのかというと「トップクラフト」というスタジオジブリの前の会社が制作しました。
スタジオジブリは、「風の谷のナウシカ」の成功を機に徳間書店の出資のもと「トップクラフト」という会社を発展させてできたものなのです。
ナウシカは人造人間?
ここまで様々な都市伝説を解説してきましたが、ここにきて「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカが人造人間ではないかという都市伝説を紹介します。
映画「風の谷ナウシカ」には原作となった漫画がありますが、その漫画にて、ナウシカは旧人類が作り出した人造人間だとされているのです。
旧人類は世界を浄化するために一度世界を滅ぼしてからもう一度作り直そうとしますが、それには途方もない年月がかかります。
そこで、旧人類は冬眠することにし、世界が浄化され終わったら起こしてもらうためにナウシカたち人造人間を作り出したのです。
本来腐海とは非常に綺麗な空気のことですが、ナウシカたちにとってはこれは有害なものとなってしまいます。その理由としては、世界の浄化が終わった時に、旧人類と人造人間との対立を避けるために、意図的にプログラムされているのです。
私たちジブリファンからすれば、ナウシカにはこれからも末長く幸せであって欲しいのですが、世界の浄化が終わってしまうとナウシカたちはいなくなってしまうのかと思うと非常に悲しいですね。
まとめ
今回の記事では、ジブリを代表する映画「風の谷のナウシカ」についての裏話や都市伝説について紹介してきました。
都市伝説や裏話を知ってからもう一度見るととても面白いですよね。
また、「風の谷のナウシカ」には原作となった漫画もあるので是非見てみてください。
最後にこのサイトでは、他にも様々なジブリについての都市伝説やジブリ飯、聖地などについて書いているので是非見てみてください!
終わり
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